本日は、【はちクラブ】をご覧いただきありがとうございます。
植物を育てている経験は長いのですが、知識がありません。(えっ?)
勘を頼りに育ててきました。
枯らしたっていいじゃない、だって人間だもの。
はち。です!よろしくお願いいたします。
みどり牡丹・ニクサーサ・ニクサーナ ベンケイソウ科 エケベリア属
5cmのロゼットで立木性です。
原産地
中米
中米の気候を一括りにする事は出来ませんが、比較参考するために一応書いておきます。平均最高は32℃位で平均最低気温は13℃位の様です。年間降水量は日光(1800㎜)ほど降りませんが、それでも平均にして1000㎜位は降っている様です。これも場所によりますが・・・
耐寒性と耐暑性
夏の高温多湿で葉っぱを落としました。
高温多湿には、少し弱いかもしれません。
冬の耐寒温度は、意外と我慢強く完全断水で霜や寒風に当てなければ-2℃位なら耐えています。
私の住んでいる地域は、寒い地域で毎日氷点下になりますので、ビニールハウスで越冬する場合、-2℃位まで下がる事があります。
一日位なら凍死するという事はありません。
用土
2020年6月から、排水性を上げるために、牛糞2・普通の赤玉(小粒)1・軽石3・普通の鹿沼土(小粒)2・燻炭1の割合に順次変更しています。
底石は普通の赤玉(大粒)です。
今は、牛糞2・普通の赤玉(小粒)3・軽石3・普通の鹿沼土(小粒)1・燻炭1の割合でやってます。
鉢の中をなるべく早く乾かしてあげる様にしています。
私の住んでいる地域では、濡れたままにしておくと、冬は凍りますし、夏は高温で蒸れます。
肥料
牛糞堆肥を用土に混ぜて使っています。
牛糞堆肥は、肥料の中では比較的弱いので、根を痛める事が少ないです。
水やり
1月~2月いっぱいは断水、7月~8月いっぱい断水でそれ以外は土の表面が乾いたら数日あけてから水やりをしています。
ウォータースペース(水やりをした時鉢の中で一時水が貯まるスペースの事で、個体を植える時、鉢の縁より少し下げて土を入れていると思いますが、その土の表面から鉢の縁まで水が貯まるスペースをウォータースペースといいます。)が、鉢が個体に対して大きくて広いと乾きにくい場合があります。
表面上は乾いても中が乾かない事もあるかと思いますので注意が必要です。
多肉植物は少々シワがよる位あげなくても枯れませんので、むしろその方が安全かもしれません。
ずっと鉢の中が濡れたままの状態は絶対にダメです。
植え替え
春と秋にしています。主に春に植え替えますが、鉢が小さくなった様であれば秋にも植え替えます。
土が古くなった場合も土の取り替えのため植え替えします。
私は、2年から3年に一度は植え替えをしています。
増やし方
葉挿し、挿し芽が、春頃と秋頃に出来ます。
花の時期
春頃に開花します。
紅葉
ほとんど変わりません。
日当たり
1年を通してよく日に当てましょう。
でも、夏は直射日光を避け、遮光をした方がいいです。
注意しなくてはならないのは、冬に室内管理をしたり、夏に直射日光を避け遮光したものは、急に日光に当てると葉焼けを起こしますので徐々に慣らしてから日に当てて下さい。
冬越し
ビニールハウスで管理し完全に断水し寒風と霜除けをしています。
冬の間12月末頃から2月いっぱいの間は水はやりません。
シワシワになっても断固やりません。
1日の間で氷点下になる時間がどのくらい長いのか?毎日天気予報でチェックしてビニールハウスのキャンドルヒーターのロウソクの本数を決めてます。
1本でおよそ外気より2℃高い状態で保温が可能です。(※ウチの場合)
キャンドルヒーターはこちらです。

夏越し
断水します。
7月半ばから8月いっぱい位まで(状況により前後します)水はやりません。
断水すると葉焼けしやすい様ですが、鉢の中や葉っぱに水が残ると蒸れてしまいますので、判断が難しいです・・・
※ウチでは、2020年から扇風機で風を当てる事といたしました。
2019年までは扇風機が使えなかったので、断水、遮光で乗り切りました。
ハウスではビニールシートが汚れて直射日光が当たらなくなったので、遮光シート(75%)を止めました。
両サイドのビニールは開けて風の通りをよくしています。
でも、そこから雨が入り込んで土を濡らすので蒸れて溶けます。
この蒸れて溶けるという事故が一番『多肉植物』を枯らします。
夏越しに失敗してしまい、葉っぱを落としました。
立木性でもあるので、茎は伸びます。
夏越しに注意が必要です。
こんな↑感じになってしまいました。
病気・害虫
冬に完全に断水して鉢をカラカラにするため春先にかけてカイガラムシ(白い綿の様なモノがついている)ワタムシ・アブラムシが付きやすくなります。葉っぱと葉っぱの間に発生しやすいので一見分かりづらいです。発見したら直ぐにピンセット等で取り除きましょう!樹液を吸い取られ葉っぱがボコボコされた様にになります(;^_^A
私の栽培環境
私の住んでいる場所の気候は、冬の最高気温が氷点下となる、非常に寒い地域です。
12月~3月の冬の時期、平均最高温度は1桁の9℃しか上がらず最低温度は-2℃となります。もちろん平均ですから、最高温度が2桁台になる事もありますし、最低温度は-10℃を下回る事さえあります。
越冬にはビニールハウスを使っているため保温が最大の課題で毎年苦労しています。
ビニールハウスは180㎝×220cmで保温にはキャンドルヒーターを使っています。そのため、春には多肉植物は少しすすけていたりします。
夏の時期7月8月は平均最高温度が28℃で最低気温は18℃になりますが、最近の気温は、とても高く35℃を超える日が多くなってきていますのでビニールハウスの中の温度はどんなに風通しの良い状態にしても45℃を超えてしまいます。
最近は、溶けて無くなる個体も多くなってきています。
年間の平均降水量は1800㎜を超え特に7月8月に多く降り湿度が高くなります。
多肉植物には地獄の様な環境です。
まとめ
冬越しは、それほど慎重にならなくても問題ありません。
夏越しは、高温多湿に弱いところがありますので、直射日光を避け断水をして風通しを良く管理して下さい。
黄色みの強い緑で葉に艶がありますので、寄せ植えにする場合、差し色に使えそうです。
現在の様子
2019年
5月
頑なに閉じていた葉っぱが開き始め、動き出しました。
夏までに何とか少しでも大きく成長して欲しいです。
9月
角度を変えると・・・
立木性とかじゃない・・・
徒長です・・・
夏は、断水して75%遮光でなんとか越してくれました。
10月20日撮影
もはや、自立出来ず他の鉢に立て掛けています。
株元から新芽が出ていますので、冬までにもう少し大きく育って欲しいと思っています。
11月7日撮影
どうしても倒れるので植え替えました。
葉っぱの色が少しづつ色づき始めました。
徒長してしまったものは直りませんので、そのままです。
12月12日撮影
葉っぱの色が10月頃に比べて明らかにグレーっぽく変わってきています。
2020年
1月12日撮影
1月ハウス内平均最低気温:1.2℃
12月から葉っぱの色が少------しピンクになった気がします。
大きさに(長さ?)に変化はありません。
2月23日撮影
今年は暖冬のため、成長し始めています。
例年なら断水中ですが、寒さに強く休眠状態にならないようなので、1月25日と2月20日に水やりをしました。
3月29日撮影
3月から通常の水やりに戻しました。
1日にはハイポネックスをやりました。
2月とあまり変わりませんが花芽が伸びてきました。
4月25日撮影
花芽が大きくなりました。
茎が伸びて自立出来ずに倒れています。
参考書には木立性と書いてありましたが、実際の状態を見て欲しくて、そのままの状態で管理しています。
木立性なので茎は伸びますが倒れます。
途中で切り戻して管理した方が株が痛まないです。
5月24日撮影
5月3日ハイポネックスをやりました。
今回で今年2度目の液肥です。
18日から23日まで雨の日が続き、土の乾きも悪く光量も少ない日が続いたため徒長しました。
みどり牡丹は茎が伸びやすいので、成長を急がせると徒長します。
これから水をあまりやらずに様子を見てみます。
6月20日撮影
湿度が高く鉢の中が乾きにくいので水やりは少しセーブしています。
5月での多肥、多水での急激が成長が徒長のひとつの原因の可能性があり、6月では水やりはセーブしています。
ちなみに、徒長は直りません。
ハウスに蜂が侵入してきたので殺虫剤を散布したため葉っぱに薬剤が付着してしまいました。
5月24日から6月20日のビニールハウス内温度
平均最高温度:28℃
平均最低温度:15℃
最高温度:35℃
最低温度:11℃
梅雨に入り雨が続いています。
6月に入ってから水やりは一度です。
梅雨時期の私の水やり条件(ビニールハウス内)は、1.曇りまたは雨の日が今後2~3日続く 2.鉢の表面が完全に乾いている を完全に満たしている時です。
そうすると、月に2回ほどしかありません。
※夏越しを一部変更させて頂きました。
7月28日撮影
伸びてしまった部分を切り落としました。
株元の葉挿しから出た新芽が大きくなりました。
梅雨越しは日照不足での徒長がありましたが、カビや蒸れの問題はありませんでした。
6月24日から7月22日のビニールハウス内温度
平均最高温度:26℃
平均最低温度:18℃
最高温度:33℃
最低温度:15℃
合計日照時間:33.7時間(気象庁データ参考)
水やり:3回
追肥:なし
梅雨時期の日光市の気温は、生育するのに丁度良く水をやるとドンドン成長します。
しかし、湿度が高いため乾きが悪く鉢の中に水分がしばらく残ってしまいます。
その上、日照時間は少ない、更に、ウチのハウスは日当たり悪いので徒長します。
これら諸事情ため、水やりを控えて管理します。
8月23日撮影
みどり牡丹は、茎が伸びやすいので徒長も多少ありますが、それよりは性質だと思います。
取れた葉っぱをそのまま放置しましたら芽が出て大きく成長しています。
夏に弱い所がありますが、今年は扇風機で風を当てているせいか問題ありませんでした。
8月1日から扇風機使用
7月23日~7月31日(ハウス内温度)
平均最高気温:26℃
平均最低温度:19.8℃
最高温度:32.5℃
最低温度:17.8℃
合計日照時間:9.6時間
8月1日関東地方梅雨明け
8月1日~8月22日(ハウス内温度)
平均最高気温:36.1℃
平均最低温度:21.6℃
最高温度:41.5℃
最低温度:18.5℃
合計日照時間:135時間
水やり:1回
8月 5日 当日最高温度25.1℃
(断水2週間経過中)
追肥:0回
8月1日から22日の間、35℃以下の日は6日間でした。
水やりをしても2日で鉢の中はカラカラに乾燥します。
断水しても成長し続けています。
葉焼けは41℃以上でカラカラ状態だと焼けやすい感じがしますが、絶対焼けるワケではありません。
湿度が関係しているのか分かりませんが、冬のハウス内の温度が41℃を超えてしまった日の方がよく焼ける気がします。
9月22日撮影
8月からあまり変化なしです。
9月に入って気温も下がったので水やりを増やしました。
株元の葉挿しも順調に育っています。
葉挿しは簡単に発芽し成長します。
8月23日~9月24日(ハウス内温度)
平均最高気温:32.6℃
平均最低温度:20.2℃
最高温度:41.8℃
最低温度:15.9℃
合計日照時間:118.6時間
8月23日~9月24日(外気温)
平均最高気温:27.5℃
平均最低温度:19.6℃
最高温度:33.5℃
最低温度:16℃
水やり:計4回(ハウス内温度)
8月24日(当日最高気温:37℃)
9月2日(当日最高気温:28.7℃)
9月10日(当日最高気温:34.9℃)
9月17日(当日最高気温:29℃)
追肥:0回
9月1日扇風機取り外す
9月は雨が多く8月23日から9月24日までの間の、20日間は1㎜以上の雨が降りました。
10月24日撮影
葉っぱが大きくなりました。
このまま伸びると倒れますので仕立てが難しく乱れてしまいます。
9月25日~10月27日(ハウス内温度)
平均最高気温:22.1℃
平均最低温度:11.9℃
最高温度:30.2℃
最低温度:4.8℃
9月25日~10月27日(外気温)
平均最高気温:18.5℃
平均最低温度:11.1℃
最高温度:23.5℃
最低温度:5℃
日照時間0時間の日:10日間
合計日照時間:88.2時間
水やり:計4回(ハウス内温度)
9月27日(当日最高気温:21.2℃)
10月6日(当日最高気温:26.3℃)
10月19日(当日最高気温:25.9℃)
10月26日(当日最高気温:22.7℃)
「暑さ寒さも彼岸まで」
お彼岸を過ぎて気温が下がってきました。
私は秋に、挿し芽や葉挿しはやっても生育が悪いのでやりません。
11月21日撮影
10月からあまり変化はありません。
10月28日~11月29日(ハウス内温度)
平均最高気温:23℃
平均最低温度:8.1℃
最高温度:32.1℃
最低温度:0.1℃
10月28日~11月29日(外気温)
平均最高気温:15.1℃
平均最低温度:4.4℃
最高温度:20℃
最低温度:-0.7℃
日照時間0時間の日:1日間
合計日照時間:203時間
水やり:計3回(ハウス内温度)
11月3日(当日最高気温:15.7℃)
11月15日(当日最高気温:32.1℃)
11月23日(当日最高気温:27℃)
11月12日初霜(-0.7℃)
今年の11月は暖かい日が多く、11月の観測史上最高気温も各地で出ています。
12月27日撮影
葉っぱが赤くなりました。
11月30日~12月28日(ハウス内温度)
平均最高気温:22.1℃
平均最低温度:1℃
最高温度:38.9℃
最低温度:-1.6℃
11月30日~12月28日(外気温)
平均最高気温:8.6℃
平均最低温度:-1.1℃
最高温度:12.9℃
最低温度:-5.6℃
日照時間0時間の日:2日間
合計日照時間:156時間
1日平均日照時間:5.3時間
水やり:計2回(ハウス内温度)
11月30日(当日最高気温:23.3℃ 最低温度2.2℃)
12月26日(当日最高気温:17.5℃ 最低温度0.5℃)
12月14日(-3.4℃)初積雪