本日は、【はちクラブ】をご覧いただきありがとうございます。
植物を育てている経験は長いのですが、知識がありません。(えっ?)
勘を頼りに育ててきました。
枯らしたっていいじゃない、だって人間だもの。
はち。です!よろしくお願いいたします。
初恋・パープルキング ベンケイソウ科 グラプトベリア属
原産地
不明
耐寒性と耐暑性
夏の高温多湿に注意しています。
冬の耐寒温度は、意外と我慢強く完全断水で霜や寒風に当てなければ-5℃位なら耐えています。
私の住んでいる地域は、寒い地域で毎日氷点下になり、ビニールハウス内の温度も-5℃以下になる事もあります。
用土
2020年6月から、排水性を上げるために、牛糞2・普通の赤玉(小粒)1・軽石3・普通の鹿沼土(小粒)2・燻炭1の割合に順次変更しています。
底石は普通の赤玉(大粒)です。
今は、牛糞2・普通の赤玉(小粒)3・軽石3・普通の鹿沼土(小粒)1・燻炭1の割合でやってます。
鉢の中をなるべく早く乾かしてあげる様にしています。
私の住んでいる地域では、濡れたままにしておくと、冬は凍りますし、夏は高温で蒸れます。
肥料
牛糞堆肥を用土に混ぜて使っています。
牛糞堆肥は、肥料の中では比較的弱いので、根を痛める事が少ないです。
水やり
1月~2月いっぱいは断水、7月~8月いっぱい断水でそれ以外は土の表面が乾いたら数日あけてから水やりをしています。
ウォータースペース(水やりをした時鉢の中で一時水が貯まるスペースの事で、個体を植える時、鉢の縁より少し下げて土を入れていると思いますが、その土の表面から鉢の縁まで水が貯まるスペースをウォータースペースといいます。)が、鉢が個体に対して大きくて広いと季節によっては乾きにくい場合があります。
表面上は乾いても中が乾かない事もあるかと思いますので注意が必要です。多肉植物は少々シワがよる位あげなくても枯れませんので、むしろその方が安全かもしれません。
ずっと鉢の中が濡れたままの状態になる事は避けています。
植え替え
春と秋にしています。主に春に植え替えますが、鉢が小さくなった様であれば秋にも植え替えます。
土が古くなった場合も土の取り替えのため植え替えします。
私は、2年から3年に一度は植え替えをしています。
増やし方
春と秋に葉挿し、挿し芽が出来ます。
葉挿しが簡単で、落ちた葉っぱから発根して増えます。
※私の住んでいる地域では、秋の挿し芽は発根する頃に冬になり根が定着しないため厳しい冬を乗り越えられなくなるので秋の葉挿し・挿し芽はやりません。
花の時期
春頃に花茎を伸ばし開花します。
紅葉
葉っぱ全体がピンク色になります。
日当たり
1年を通してよく日に当てています。
でも、夏は直射日光を避け、遮光をしています。
注意しなくてはならないのは、冬に室内管理をしたり、夏に直射日光を避け遮光したものは、急に日光に当てると葉焼けを起こしますので徐々に慣らしてから日に当てるようにしています。
冬越し
ビニールハウスで管理し完全に断水し寒風と霜除けをしています。
冬の間12月末頃から2月いっぱいの間は水はやりません。ビニールハウス内は、キャンドルヒーターか練炭で保温しています。
ロウソクは1本でおよそ外気より2℃高い状態で保温が可能です。(※ウチの場合)
ビニールハウスの保温はこちら↓です。

夏越し
完全に断水です。
7月半ばから8月いっぱい位まで水はやりません。
断水すると葉焼けしやすい様ですが、鉢の中や葉っぱに水が残ると蒸れてしまいますので、判断が難しいです・・・
※ウチでは、2020年から扇風機で風を当てる事といたしました。
ハウスではビニールシートが汚れて直射日光が当たらなくなったので、遮光シート(75%)を止めました。
両サイドのビニールは開けて風の通りをよくしています。
でも、そこから雨が入り込んで土を濡らすので蒸れて溶けます。
この蒸れて溶けるという事故が一番『多肉植物』を枯らします。
病気・害虫
冬に完全に断水して鉢をカラカラにするため春先にかけてカイガラムシ(白い綿の様なモノがついている)ワタムシ・アブラムシが付きやすくなります。葉っぱと葉っぱの間に発生しやすいので一見分かりづらいです。発見したら直ぐにピンセット等で取り除きましょう!樹液を吸い取られ葉っぱがボコボコされた様にになります(;^_^Aウチでは、用土にオルトランを混ぜて使っています。
私の栽培環境
私の住んでいる場所の気候は、冬の最高気温が氷点下となる、非常に寒い地域です。
12月~3月の冬の時期、平均最高温度は1桁の9℃しか上がらず最低温度は-2℃となります。もちろん平均ですから、最高温度が2桁台になる事もありますし、最低温度は-10℃を下回る事さえあります。
越冬にはビニールハウスを使っているため保温が最大の課題で毎年苦労しています。
ビニールハウスは180㎝×220cmで保温にはキャンドルヒーターを使っています。そのため、春には多肉植物は少しすすけていたりします。
夏の時期7月8月は平均最高温度が28℃で最低気温は18℃になりますが、最近の気温は、とても高く35℃を超える日が多くなってきていますのでビニールハウスの中の温度はどんなに風通しの良い状態にしても45℃を超えてしまいます。
最近は、溶けて無くなる個体も多くなってきています。
年間の平均降水量は1800㎜を超え特に7月8月に多く降り湿度が高くなります。
多肉植物には地獄の様な環境です。
まとめ
夏の高温が苦手で葉っぱを少し落としますが、葉っぱから発根して直ぐ増えます。
紅葉で全体がピンクに染まりますが、多少色ムラが出ます。
寄せ植えにするには、ロゼットは6cmから8cm程20cm程ですのでコンパクトに植えられます。
少し邪魔になるかもしれません。
十分に光を当てないと茎が伸びます。
茎が柔らかく木立ちしないので倒れて株元から子株が出やすいく、姿は乱れやすいです。
現在の様子
2019年
6月
花芽を持って大きく成長してくれました。
紅葉は褪めてしまいましたが・・・(^_^;)
10月6日撮影
夏越しは、断水と75%遮光で苦労なく越してくれました。
成長が早く鉢が隠れる程成長しています。
ロゼットの大きさは20cm程になっています。
11月7日撮影
とにかく成長が早いです。
9cm正方形(4号鉢くらい)の鉢に植えてありますが、株が大きくて見えません。
ロゼットは20cm程になっていると思います。
12月12日撮影
11月から大きさも色もあまり変わっていません。
大きさの目安になるかと定規を置いて撮影しましたが、役に立ちませんでした。
2020年
1月12日撮影
1月ハウス内平均最低気温:1.2℃
12月より葉っぱが赤くなってきました。
大きさに変化はありません。
2月20日撮影
今年は暖冬のため、成長し始めています。
例年なら断水中ですが、寒さに強い多肉が休眠状態にならないようなので、1月25日と2月20日に水やりをしました。
3月29日撮影
3月から通常の水やりに戻しました。
葉っぱの色はピンクに紅葉しています。
4月25日撮影
葉っぱの色はまだまだピンクです。
花芽が上がってきました。
初恋の紅葉は、少し色むらがあります。
5月24日撮影
5月3日ハイポネックスをやりました。
今回で今年2度目の液肥です。
18日から23日まで雨の日が続き、土の乾きも悪く光量も少なかったため葉っぱが開き細長く育ってしまいました。
水をやり過ぎるとロゼットがバカみたいに開いてだらしない形になります。
これは、エケベリア属によく見られる現象でスカートというらしいです。
下の葉っぱが下へ反ってしまっています。
原因は水のやり過ぎ等があるそうです。
他にも直す方法があるようですが、ウチは少し水を切ってみようと思っています。
6月20日撮影
少し下葉が上がってきましたが、相変わらず葉っぱがおっぴろげです。
地面に直置きのため水分が抜けきれないのかもしれません。
場所を変えて管理してみます。
5月24日から6月20日のビニールハウス内温度
平均最高温度:28℃
平均最低温度:15℃
最高温度:35℃
最低温度:11℃
梅雨に入り雨が続いています。
6月に入ってから水やりは一度です。
ハウスに蜂が侵入してきたので殺虫剤を散布したため葉っぱに薬剤が付着してしまいました。
梅雨時期の私の水やり条件(ビニールハウス内)は、1.曇りまたは雨の日が今後2~3日続く 2.鉢の表面が完全に乾いている を完全に満たしている時です。
そうすると、月に2回ほどしかありません。
※夏越しを一部変更させて頂きました。
8月20日撮影
初恋は、よく増える品種で株元から子株を沢山出します。
しかし、茎が弱く重い葉っぱを支えられずに倒れやすいです。
8月1日から扇風機使用
7月23日~7月31日(ハウス内温度)
平均最高気温:26℃
平均最低温度:19.8℃
最高温度:32.5℃
最低温度:17.8℃
合計日照時間:9.6時間
8月1日関東地方梅雨明け
8月1日~8月22日(ハウス内温度)
平均最高気温:36.1℃
平均最低温度:21.6℃
最高温度:41.5℃
最低温度:18.5℃
合計日照時間:135時間
水やり:1回
8月 5日 当日最高温度25.1℃
(断水2週間経過中)
追肥:0回
8月1日から22日の間、35℃以下の日は6日間でした。
水やりをしても2日で鉢の中はカラカラに乾燥します。
断水しても成長し続けています。
葉焼けは41℃以上でカラカラ状態だと焼けやすい感じがしますが、絶対焼けるワケではありません。
湿度が関係しているのか分かりませんが、冬のハウス内の温度が41℃を超えてしまった日の方がよく焼ける気がします。
9月22日撮影
良く増え良く育ち成長が早いです。
茎が伸びて暴れやすいので、私はある程度伸びてきたら大きな部分は切ってしまいます。
この鉢も自立出来ないほど頭が重いので、そろそろ切ってしまおうか考え中です。
8月23日~9月24日(ハウス内温度)
平均最高気温:32.6℃
平均最低温度:20.2℃
最高温度:41.8℃
最低温度:15.9℃
合計日照時間:118.6時間
8月23日~9月24日(外気温)
平均最高気温:27.5℃
平均最低温度:19.6℃
最高温度:33.5℃
最低温度:16℃
水やり:計4回(ハウス内温度)
8月24日(当日最高気温:37℃)
9月2日(当日最高気温:28.7℃)
9月10日(当日最高気温:34.9℃)
9月17日(当日最高気温:29℃)
追肥:0回
9月1日扇風機取り外す
9月は雨が多く8月23日から9月24日までの間の、20日間は1㎜以上の雨が降りました。
10月26日撮影
葉っぱの色がピンクっぽくなってきました。
後ろ姿です。
茎が柔らかく、ご覧の通りひん曲がって伸びてしまいます。
こうなると葉っぱの重みで自立が出来ず倒れます。
9月25日~10月27日(ハウス内温度)
平均最高気温:22.1℃
平均最低温度:11.9℃
最高温度:30.2℃
最低温度:4.8℃
9月25日~10月27日(外気温)
平均最高気温:18.5℃
平均最低温度:11.1℃
最高温度:23.5℃
最低温度:5℃
日照時間0時間の日:10日間
合計日照時間:88.2時間
水やり:計4回(ハウス内温度)
9月27日(当日最高気温:21.2℃)
10月6日(当日最高気温:26.3℃)
10月19日(当日最高気温:25.9℃)
10月26日(当日最高気温:22.7℃)
「暑さ寒さも彼岸まで」
お彼岸を過ぎて気温が下がってきました。
私は秋に、挿し芽や葉挿しはやっても生育が悪いのでやりません。
11月25日撮影
かなり赤くなってきました。
茎からの気根がドッサリ出ています。
10月28日~11月29日(ハウス内温度)
平均最高気温:23℃
平均最低温度:8.1℃
最高温度:32.1℃
最低温度:0.1℃
10月28日~11月29日(外気温)
平均最高気温:15.1℃
平均最低温度:4.4℃
最高温度:20℃
最低温度:-0.7℃
日照時間0時間の日:1日間
合計日照時間:203時間
水やり:計3回(ハウス内温度)
11月3日(当日最高気温:15.7℃)
11月15日(当日最高気温:32.1℃)
11月23日(当日最高気温:27℃)
11月12日初霜(-0.7℃)
今年の11月は暖かい日が多く、11月の観測史上最高気温も各地で出ています。